女三界に家無し

はじめまして、冴子です!
奏がいつもお世話になってます……私は、奏さんにお世話になりっぱなしですが……。
奏さんが、拾ってくれなかったら、今でも、中野でコインシャワーを使ってたと思いますw

さて、奏さんと知り合って間もない頃、
「あんた、女ひとりでやってくつもりなら、なりふり構わず頑張らないとダメだよ。『女三界に家無し』なんだから……」
っ言われて、

「女三界に家無し?」

「そう! 子供の頃は親に従い、嫁いでは夫に従い、老いては子に従う。女は、一生、誰かに依存するいきものなの。それをやめるってことは、ハンパじゃ、ダメってこと」
「えー、しんどいですね……」
「だけど、自由」
「ちょっとは、束縛されたいです」
「束縛を愛と勘違いしたら、また、失敗するわよ」

そうなんです。
昔付き合った男がダメンズで、カード、使われた事があるんです。
だから、男は信用しない! って決めたんですけど、いやぁ、女ひとりでで生きてくのは大変ですね。

「大丈夫! 女だったら許してくれる」
と、奏さん。
「男はプライドが高いから、なかなか頭下げられない。その点、女は、『すみませーん! 知らなかったんですぅ、ごめんなさーい。もうしませんから許してくれませんかぁ? お願いしますぅ』って言えば、1度は許してくれる」
「え! そうなんですか?」
「そう! だから、リスク対策せずに見切り発車できるの。今の時代、スピードが命よ。女も商売も旬を逃したらダメ!」
って、やっぱ、この人、乱世の人間だと思います。