




お疲れ様です。
奏です。
結果オーライ! って言葉もありますが、仕事や勉強においては、結果よりも過程が大切だと思ってます。
「遊んでようが、寝てようが、数字さえ上げれば、それでいいじゃん!」
というセリフはカッコいいです。
そして、本当に数字が上がれば、もう、ジンジンします。
けど、そんなラッキーは、ほぼほぼ、ありません。
もしも、そんなラッキーがあったら、その後、むちゃくちゃ苦労します。
その点、今回、良い結果が得られなくても、努力した過程は、次の機会に、もしくは、次の次の機会に、もっと先で、必ず役立ちます。
綺麗事に聞こえるかもしれませんが、残念ながら、そうなんです。
残念と言ったのは、
「なんだ……結局、努力しないとダメなんだ」
「世の中、そんなに都合良くはいかないんだ」
という、厳しい現実を、受け入れなければいけない……からです。
けど、努力すれば、大丈夫! 必ず、報われます! と信じて、生きてま〜す。

はじめまして、冴子です!
奏がいつもお世話になってます……私は、奏さんにお世話になりっぱなしですが……。
奏さんが、拾ってくれなかったら、今でも、中野でコインシャワーを使ってたと思いますw
さて、奏さんと知り合って間もない頃、
「あんた、女ひとりでやってくつもりなら、なりふり構わず頑張らないとダメだよ。『女三界に家無し』なんだから……」
っ言われて、
「女三界に家無し?」
「そう! 子供の頃は親に従い、嫁いでは夫に従い、老いては子に従う。女は、一生、誰かに依存するいきものなの。それをやめるってことは、ハンパじゃ、ダメってこと」
「えー、しんどいですね……」
「だけど、自由」
「ちょっとは、束縛されたいです」
「束縛を愛と勘違いしたら、また、失敗するわよ」
そうなんです。
昔付き合った男がダメンズで、カード、使われた事があるんです。
だから、男は信用しない! って決めたんですけど、いやぁ、女ひとりでで生きてくのは大変ですね。
「大丈夫! 女だったら許してくれる」
と、奏さん。
「男はプライドが高いから、なかなか頭下げられない。その点、女は、『すみませーん! 知らなかったんですぅ、ごめんなさーい。もうしませんから許してくれませんかぁ? お願いしますぅ』って言えば、1度は許してくれる」
「え! そうなんですか?」
「そう! だから、リスク対策せずに見切り発車できるの。今の時代、スピードが命よ。女も商売も旬を逃したらダメ!」
って、やっぱ、この人、乱世の人間だと思います。

お疲れ様です。
奏です。
昔、美術……いや、エンタテインメント系の専門学校で講師をした事があります。
なぜ、そんな職業に就いたかを話すと長くなるので端折ります。
そこで感じたことは、モノづくりにはパターンがあると言うことです。
学校では、このテクニックを徹底的に教えます。
最新の教材も、また、講師用のマニュアルもあります。
アニメやコミックやノベルやゲーム……一見、センス最優先の業界で、そんなパターンが通用するのか? と思われるかもしれませんが、業界を支えているのは、そんなパターンをコツコツと身につけた職人たちです。
マスコミは、
「学校なんて行ってらんないよ」
「センスなんて教えられるもんじゃない。ましてや、現場でやってない講師の言うことなんて信用できない」
と言う学生にスポットを当てます。
あたかも、それが正解のように肯定的な演出をします。
受け手は、その方が面白いからです。
エンタテインメントだからです。
けど、そんな学生は、ほんの一握りです。
一握りの逸材を支えているのは、基本をコツコツと文句も言わず習得し、派手なパフォーマンスをしない多くの職人たちです。
そんな職人たちに言いたい。
「頑張って! 私は分かっているわよ!」

冴子が、
「名前に『氵(さんずい)』がつく女は、幸せが流れるらしいですよ」
って言うので、
「何? それ? あんたもつくじゃない」
と言ったら、
「私は、冫(にすい)だもん」
「にすいも、さんずいも、同じ様なもんでしょ?」
「違いますよぉ、さんずいは水だけど、にすいは氷。固まってるから大丈夫」
なるほど……。
冴子とは、もう、10年以上の付き合いになります。
当時、私は、美容関係の仕事をしていました。
サーチエンジンの最適化を図るため、多くの会社が、ホームページのリニューアルを行っている時期でした。
その影響もあって、ウチも忙しくなって来たので、デザイナーを募集したところ、応募して来たのが、冴子です。
顔立ちがキレイで色白で、何より素直でした。
即採用して、一緒に仕事をしているうちに、意外とメンヘラなことに気づきました。
だから、表現力が豊かでセンスが良かったのかもしれません。
因みに、さんずいの名前の知り合いを記憶から探ってみるとーー
美沙子
梨沙
美沙
祥江
江理子
清美
彩……つくりが、さんづくりなので……。
書き出してみると、メンヘラな子……いや、感受性が豊かな子が多いです。
どの子も、感受性が豊かなだけに、自己表現にもこだわり、人が気にしない様なところまで気にします。
だからこそ、創造力がある。
創造力と好奇心を失わない子は、シンギュラリティが来ても大丈夫ですね。

『パフューム』という映画が流行った頃、ブルガリアからローズ・オイルを輸入して、エッセンシャル・オイルを作った事があります。
ローズオイルの抽出方法には、オットーとアブソリュートと二つあって、香りはアブソリュート! と言われますが、私は、オットーが好きです。
なんとも言えない禁断の高揚感を覚えます。
『パフューム』では、最後、香りに包まれた主人公が、食べられてしまいます。
香はヒトを惑わせます。
私は、小学生の頃、香に惑わされ、思わず、香水消しゴムをかじってしまいました。

米国人は、何か良いことがあると、
「次は、もっと良いことがあるんじゃないか?」
と、期待すると聞いたことがあります。
けど、私は、何か良いことがあると、
「何か悪いことが起こるかもしれないから、慎ましく行こう」
と、思うようになりました。
逆に悪いことがあると、
「何か良いことがあるかも……」
と、考えます。
そりゃぁ、昔は、イケイケで、超ポジティブで、不遜で、恥を知らない若者でした。
しかし、歳を重ねるにつれ、次第に世の中が見えて来ました。
良いことばかりは続きません。
同じように、悪いことばかりも続きません。
人生チャラ! 無に帰す……です。
子供の頃、『作用反作用の法則』を習いました。
万物の真理だと思います。

初めは寛容だった人が、おつきあいが進むにつれ、
「そんな服はおかしい」
とか、
「運動した方がいい」
とか、
「糖質制限した方がいい」
とか、
「選挙に行かないのはおかしい」
とか、いろいろ言い出します。
あれ、なぜですか?
少しづつ、自分のカタにはめようとしているのでしょうか?
その方が安心するのでしょうか?
お願いです。
賛同しなくていいので、私のこと、否定しないでください。

お疲れ様です、奏です。
実は、前職で、化粧品会社をやってました。
やはり、女子メインの会社で、スタッフが20人ほどいました。
いろんな子がいました。
その中に、手のかかる子がいました。
彼女、仕事は出来ました。
頭も良く、キレイで品がありました。
九州の出身で、美人の割にはスキがあって、親近感がもてる子でした。
ただ、とても波がありました。
落ち込んだ時、すぐに、
「私なんて、誰からも求められていません。いなくなった方がいいんです……」
と言います。
だいたい、男と揉めたあとです。
男から、
「めんどくさい」
「おもい」
と言われた次の日は、レベル『0』になります。
「これが、あの彼女?」
と思うくらいです。
彼女は、いつも『愛』を口にしていました。
愛されること、愛すること、愛を知る喜び、愛を失う悲しみ、愛の限り……。
ある日の彼女もレベル『0』でした。
しかし、仕事はあります。
彼女が担当している大事な仕事です。
私は、なだめるのが面倒くさくなって、とうとう、口にしてしまいました
「あのねぇ、あんたが言ってるのは、『愛』じゃなくて『執着』! 本当の『愛』は見返りを求めないの。与え続けるのが『愛』!」
「……わたし、そんなに強くありません……」
「だったら、そんな恋愛、やめなさい! 男なんて、バイブレータと思えばいいのよ!」
「……」
周りにいたスタッフにドン引きされてしまいましたw

お疲れ様です、奏です。
実は、友人に映画好きの殿方がいて、その人との会話です。
「好きな邦画はいっぱいあるけど、特に女優のセリフで絞ったら、3本だね」
「何?」
「まず、『鬼龍院花子の生涯』の夏目雅子、次に『たそがれ清兵衛』の宮沢りえ、最後に、『いま、会いにゆきます』の竹内結子」
「なんで?」
「『鬼龍院花子の生涯』では、鬼政が松恵に、お前には苦労かけた……みたいなことを謝るんだけど、そのセリフを受けて、夏目雅子が、『私は、この家に来て幸せでした』って言うんだよね……」
「ふ〜ん、で……」
「『たそがれ清兵衛』では、最後、『そんな清兵衛を、人は不運な男だったと言うが、幼なじみの妹、朋江(宮沢りえ)と一緒に、二人の娘とつつましく過ごした、その人生は幸せだった』っていう娘のモノローグがあるのよ」
「へー、で……」
「『いま、会いにゆきます』では、ラストシーンで、中村獅童が、『ごめんね、君を幸せにしてあげたかった……僕は、澪を幸せにできなかった……ごめんね』って謝るんだけど、そのセリフを受けて、竹内結子が……」
このあたりから、涙ぐむオヤジw
竹内結子がね……
何言ってんのよ、よく似た親子だな
幸せだったよ、私は
ずーっと幸せだった
あなたを好きになってから、ずっと
私の幸せはね、あなたなのよ
あなたのそばにいられたことが、私にとっての幸せだったのよ
できるなら……
ずーっといつまでも、あなたの隣にいたかった
佑司のこと、お願いね
私の分も愛してあげてね
秋穂君…寒いね
ありがとう
あなたの隣は、居心地がよかったです
って言うんだよぉ!
「はぁ? それって、全部、ダメ夫を許す話じゃん!」
「まぁ、そうだけど……」
「しょーもなっ」
男は、心のどこかで、
「申し訳ない。もっと、いい暮らしをさせてやりたい」
と思ってるみたいです。
それを、
「私が、こんなになったのは、あなたのせいよ!」
とか、言うと頑なになりますw
認めてあげて、許してあげると、せっせと働く動物みたいですよ。